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23:10:02
 無敗のディープインパクト産駒3頭の直接対決に注目が集まったGII弥生賞(中山芝内2000メートル)が4日に行われ、昨年の2歳王者で1番人気に支持されたダノンプレミアム(牡・中内田)が優勝。2番手追走から直線で楽々と抜け出す横綱相撲で、本番のGI皐月賞(4月15日=中山芝内2000メートル)に向けて主役の座を確たるものにした。果たして牡馬クラシック路線の概要は固まったのか? レースを振り返りつつ検証する。

 パドックで少しテンションの高いしぐさを見せていたダノンプレミアムに対し、周回の途中から中内田調教師自らが馬の外側で手綱を取りサポートする姿があった。返し馬でも大きく気配は変わらなかったが、ゲートが開いてからは落ち着いた走りで逃げたサンリヴァルの2番手を確保。4角を他馬とは1頭だけ違う楽な手応えで回ると、直線はノーステッキでフィニッシュ。2着ワグネリアンにつけた1馬身半の着差以上に決定的な力の違いを見せつけた。

「間隔を取りながら競馬をしているが、今回は強く力むところがあって走りたい気持ちが強かった。それでもコーナー4つ、2000メートルにも対応できたのでリラックスして次(皐月賞)に臨めると思う。気持ちが前向きすぎるところがより出た感じなので、そこが抜けてくれば。それだけですね」と川田。

 テンションの高さを課題に挙げたものの、まったく危なげのない勝ちっぷりに「とにかく無事に(皐月賞の)レース当日を迎えられれば」と自信をさらに深めた表情を見せた。

 中内田調教師もここ2走に比べて「テンションが高かった。そこが今後の課題かな」と前置きしながら「ワンターンの競馬を続けて使っていたから行く気になっていたけど、ジョッキーがうまいこと抑えてくれた。(前走からの)プラス8キロは余裕を残したのと成長分」。

 2000メートルへの対応策として「ジョッキーや厩舎スタッフと相談しながら調教でも走り方を工夫した」ことが結果に結びついたと振り返った。

 10頭立ての少頭数ながらも他の皐月賞トライアルに比べ“レベルは最強”とうたわれた当レースを楽勝でクリア。勝ち時計2分01秒0は近10年で比較しても2位タイ、無敗で弥生賞を制した馬は2000年以降でも父のディープインパクト(05年)をはじめ、5頭中4頭がその後に牡馬3冠レースのいずれかを制している。

 GIIスプリングS、若葉Sの両トライアルが残っている上、ホープフルSの勝ち馬タイムフライヤーなど未対決の有力馬はいるが、この勝利で牡馬クラシック路線の主役の座は不動にしたと言っていいだろう。

 ライバルの存在感を希薄にし、勝ち馬の強さばかりが増した一戦だった。
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