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【弥生賞(日曜=3月4日、中山芝内2000メートル=3着までに4・15皐月賞優先出走権)】昨年の最優秀2歳牡馬に輝いたダノンプレミアムが、4・15皐月賞トライアルのGII弥生賞でいよいよ2018年のスタートを切る。無敗街道をひた走る2歳王者はV4でクラシックに王手をかけるのか!?“新世代の旗手”中内田充正調教師(39)に担当トラックマンとして密着し続けている石川吉行記者が、才気あふれる若き人馬に迫った――。

 ゴールへ飛び込む瞬間には手綱を緩め、鞍上の川田はパートナーの走りをたたえるしぐさを見せた。それでいて勝ち時計1分33秒3は、朝日杯FS(阪神芝外1600メートル)のレースレコードを1秒1も更新するもの。デビューから3戦3勝でGI馬ダノンプレミアムが誕生した瞬間、多くの競馬ファンは「スター誕生」を実感した――。

 昨年6月、阪神の新馬戦(芝外1800メートル)を次元の違う走りで4馬身差の圧勝を飾るや、3か月半の休養を経た東京のGIIIサウジアラビアRC(芝1600メートル)では、1分33秒0の2歳コースレコードを叩き出して、1馬身3/4差の完勝。そこから2か月半の休養を挟んだ朝日杯では、2着ステルヴィオとの着差をさらに3馬身半に広げ、分かりやすく進化を証明したのだから恐れ入る。

 ダノンプレミアムの強さを形容するうえで、誰もが口にするのが、そのソツのないレース運び。スタートが抜群に速く、難なく好位置につけると、そこで折り合い、機を見て反応鋭く、勝負を決めに動く。しかも最後まで脚色を鈍らせることはないのだから、競走馬の理想とも言えるレース内容。当然、過去3戦を精査しても、死角らしい死角は見当たらない。

 そんな2歳王者に対する圧倒的な評価の高さは、昨年の「最優秀2歳牡馬」の投票結果が雄弁に物語っている。皐月賞と同舞台のホープフルSがGIへと昇格したにもかかわらず、ホープフルS優勝のタイムフライヤーが「13票」に対して、牡馬クラシックには直結しないはずのマイルGI(朝日杯FS)勝ちのダノンプレミアムが、実に「275票」を集めて圧勝した。その要因は単に無敗というだけではなく、その圧倒的な内容に対する“敬意”としていい。

 デビューからこれまで、常に間隔を取りながらの出走経緯について中内田調教師は、「新馬戦はそれほど馬をつくり込まなくても勝てるとみていた。ただ、そこから一戦ごとにレベルアップしていくためには、それだけの時間が必要だったんです。調教でこちらの意図することに応えてくれるところが、ダノンプレミアムの頭の良さであり、能力の高さでもあるんだと思います」

 今回の弥生賞参戦への意図、勝算を問うと、「全てが課題です」と即答した。

「相手が強いことはもちろんですが、初めての距離、トリッキーな中山、そこまでの輸送…簡単ではないと思います。ただ2歳でGIを勝って、最優秀2歳牡馬に選んでいただいた以上は、さらに上を目指さなければいけません。たとえ難しくても、避けては通れない道への挑戦となります」

 無敗の2歳王者は“怪物”として扱われるが、一度負けると“ただの馬”に成り下がってしまう。重賞が乱立する今の番組体系なら、くみしやすさを優先して楽な道を行く手立てもあった。しかし、王者はあえて、いばらの道を選択し、同世代の頂を目指す。そう、今年にかけるダノンプレミアムの挑戦は、この弥生賞参戦を表明した時点ですでに始まっているのだ。
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